ゼミ特別演習(1)

2008年度、2回にわたって、甲子園大学人間文学部教授・白樫三四郎 先生 (社会心理学)(当時)をお招きして、特別講義をいただきました。

10月25日

テーマ 「リーダーシップを学ぶ」(1)
講義内容
  • ・シニアのメンバーの自分の名前の由来を述べる。
  • ・自分以外のシニアのメンバーについて一言を書く。その内容を白樫先生が読み上げ、シニアのメンバーが、誰のことを書いているのか推測する。

フィードラー教授は、非指示的カウンセリングと精神分析カウンセ リングを比較すると、その効能に差異が生じるのは、新米かベテランかによるとする。カウンセラーとクライアントの双方の評定が近いものほど、カウンセラーとしての適性が高い。大学生の測量技術者をめざす者では、評定の低い者ほど正確な測定を行う、という。

学習結果

白樫教授によると、「状況統制力」」と高低LPCリーダーとの相関は、 統制力が高まるにしたがって、本来の「対人関係維持」が表面化し、低LPCリーダーは、統制力が高い位相では、比較的ポジティブな社会情 緒領域の行動が多く、統制力が低くなると関係維持欲求は低下する。また、状況統制力が、低い場合は、低LPCリーダーは、課題志向的行動が高く、逆に、統制力が高い場合は、高LPCリーダーは、課題志向 行動が高い。リーダーとは、単に、その者ももつ素質や性格などの固有のものではなく、集団の状況や仕事のあり方によって左右される。リーダーたる者の「課題動機型」「関係動機型」のように区分される個人の素質や性格が多様に変化する。

本学・心理学の村上先生も加わり、熱心な討議がおこなわれた。左側が白樫先生。福原先生とは、遠縁の親戚にあたられる。

11月1日

テーマ 「リーダーシップを学ぶ」(2)
講義内容
  • ・「LPC測定尺度」に採点を記入する。これまで、仕事上で、しづらかった人を思い出し、その人物の性格について、18の設問項目のうち、あてはまるものに○印をつける。
    (設問例)楽しい⇔楽しくない 友好的⇔非友好的
    採点した点数を合計する。リーダーとしての有効性は、点数の高低と は関係ない。点数が低い者は、「仕事中心的」で、高い者は「人間関 係中心的」である。
  • ・「リーダー・成員関係測定尺度」に採点を記入する。職場でのリーダー経験状況を想定して、あてはまる項目に○印をつける。8段階の点数を合計する。
    (例)愉快な⇔不愉快な 拒否的⇔受容的。
  • ・「課題構造度測定尺度」に採点を記入する。
    (例)あなたの仕事の最終的な目標について、はっきりと文書や図面などで示されているか。
  • ・「リーダーの地位勢力測定尺度」に採点を記入する。
    (例)あなたの部下の昇進や月給について、どの程度、影響を与えることができるか。

ゲシュタルト心理学派の心理学者、ソロモン・アッシュによると、人についてのイメージは、あたたかい文とつめたい文とでは、大いに異なり、その人のイメージの決定的要素になると説いた。同じく心理学者、ハロルド・ケリーは、学生の前に、ある人を立たせ、あるクラスでは、あたたかいイメージで紹介し、ほかのクラスでは、つめたいイメージで紹介したところ、二つのクラスで、その人についての質問が異なるという実験結果を得た。後に、この実験について反論があり、人のイメージは、総合的に決まるという見解が示された。自分を認知するには、心の4つの窓がある(ジョー・ハリ)。

  • ・「明るい窓」自他ともに、知っていること。
  • ・「盲目の窓」自分が知らないで、他人が知っていること。
  • ・「隠された窓」自分は知っているが、他人が知らないこと。
  • ・「暗黒の窓」自他ともに知らないこと。
    「明るい窓」を広げることによって、自分への認知を深めることができる。

学習結果

自分についてのイメージ、他人についてのイメージ、また、自己を認知する ことは、より多くの情報を加えることによって、深まり、広まること。

白樫先生と記念撮影するシニアメンバー。白樫先生は、本学・村上先生の恩師(阪大時代)。

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