観光学科3つの分野

観光学科 進路につながる学びの分野2 地域創造

地域創造の専門科目

  • 地域観光振興論
  • 観光メディア論
  • 観光マーケティング論
  • スポーツツーリズム論
  • ウェルネスツーリズム論
  • エコツーリズム論
  • グリーンツーリズム論
  • 自然環境保全論
  • コンテンツツーリズム論
  • ヘリテージツーリズム論
  • 地域文化論
    など
地域振興に取り組むゼミでは、イベントの打合せのために現地に何度も足を運びます。

PICK UP

歴史のある町並みやそこにある生活文化を、未来へと受け継ぐために。
観光学科 高根沢 均准教授
PROFILE
専門は西洋建築史と文化遺産の観光活用。地中海地域で教会建築の調査を行う傍ら、イタリアのアグリツーリズモ制度に注目し、伝統的生業と観光の共存についても研究を進める。現在、国の文化財指定地区である篠山市福住において、ゼミの学生とともに獣害の観光資源化と伝統文化の保全を通じた地域活性化に取り組んでいる。
学生たちと活動する篠山市福住の古民家を改修した交流施設で撮影。

私と篠山市福住地域の出会いは、2014年の兵庫県丹波市の大水害の復旧活動でした。一緒に参加した学生たちとお隣の篠山市福住の古民家ゲストハウスに宿泊した際、「ここはいい所なんだけど人が来なくてねえ」というご主人の言葉が心に残り、できることはないかと考えたのです。そこからゼミ生たちと地域を訪問し、交流会やお祭りのお手伝いをしながら、農家を悩ます害獣であるシカの肉や角、革などを観光資源にするプロジェクトを進めています。
2017年12月にはゼミ生が主体となって「シカフェス」というイベントを開催。若手猟師の経験談のほか、シカ肉料理教室やシカの角を使ったアクセサリー作りを地域や都会からの参加者に体験していただきました。体験を通じて獣害問題への理解を広めつつ、観光の振興にもつなげようという発想は学生ならではのもので、地元の方にも大好評です。
私の研究フィールドであるイタリアでも、農山漁村では過疎化・高齢化が進み、歴史的な建物や町並み、伝統文化の維持も大きな課題です。しかし、いち早く地域の特産物や文化資源の保全を観光と結びつけ、成果を挙げてきました。例えばアグリツーリズモという制度は、条件を満たす専業農家に対して宿泊や食事の提供による現金収入を認める農家支援制度です。安全でおいしい食の提供と美しい田園景観の保全が利用者の満足を高め、リピーターの拡大につながる効果があり、農山村地域の再生に貢献しています。
こうした世界の先進事例とともに日本の地域活性化の取り組みを学び、時には教室を飛び出して地域で活動しながら、観光を通じた「地域創造」の可能性を学生たちと開拓していきたいと考えています。

地域の課題を発掘し、解決策を探る。
地域創造のために自分ができることは?

観光学科4年 兵庫県立加古川北高校出身

害獣として駆除され、多くは焼却処分される鹿ですが、その肉は工夫次第でおいしい健康食になり、地域の収入源や観光資源になります。このように地域が抱える課題の解決への糸口を見つけるのが地域創造のテーマ。福住地域の住民の方々と交流し、その温かさに触れたことで、地域活性化の力になりたいという気持ちが強くなりました。