総合社会学科教員紹介

村上 幸史准教授 総合社会学科

専門分野

社会心理学

私が一貫して興味を持っているのは、個人が持つ非合理な信念(しろうと信念)とそれが影響して引き起こされる行動についてです。特に、これまで行ってきた研究は2つの段階に焦点を当てています。1つは「どのような考え方であるのか」という信念のメカニズム、もう1つは「どのようにその考え方は用いられるのか」という信念のプロセスの解明です。主として「運」に関する考え方とその影響力やモノを媒介したコミュニケーションについて、記事分析や調査、実験などを用いて研究しています。

研究課題 運に関する研究
俗信やしろうと信念に関する研究
略歴 大阪大学人間科学部人間科学科卒業
大阪大学大学院人間科学研究科博士前期課程修了
大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了/博士(人間科学)
所属学会 日本社会心理学会
日本心理学会
日本グループ・ダイナミクス学会
日本質的心理学会 他
主な著書・論文 【著書(分担執筆)】
村上幸史(2007). オルタナティブ・オプションズとしての占い-その非科学的な機能を探る サトウタツヤ(編). ボトムアップな人間関係-心理・教育・福祉・環境・社会の12の現場から pp.146-165. 東信堂
村上幸史(2012). 幸運な人は幸福か(コラム8) 大坊郁夫(編)幸福を目指す対人社会心理学 pp.188-189. ナカニシヤ出版
植村善太郎・村上幸史(2014). 事故報道でのスケープゴーティング(第5章) 釘原直樹(編)スケープゴーティング-誰が、なぜ「やり玉」に挙げられるのか pp. 103-125. 有斐閣
村上幸史・植村善太郎(2014). 感染症報道でのスケープゴーティング(第6章) 釘原直樹(編)スケープゴーティング-誰が、なぜ「やり玉」に挙げられるのか pp. 127-155. 有斐閣
村上幸史(2014). 東日本大震災報道におけるスケープゴーティング-ブログの「不謹慎」記事の分析から(第7章) 釘原直樹(編)スケープゴーティング-誰が、なぜ「やり玉」に挙げられるのか pp. 157-175. 有斐閣

【論文】
村上幸史(2002). 「運の強さ」とその認知的背景 社会心理学研究, 18, 11-24.
村上幸史(2005). 占いの予言が「的中する」とき 社会心理学研究, 21, 133-146.
村上幸史(2006). 「運を消費する」という物語 質的心理学研究, 5, 146-164.
荒川歩・村上幸史(2006). 「お守り」をもつことの機能:贈与者と被贈与者の関係に注目して 社会心理学研究, 22, 85-97.
村上幸史・荒川歩(2009). お守りから見る親子の贈与関係 社会心理学研究, 24, 233-248.
村上幸史(2009). 「幸運」な事象は連続して起こるのか?-「運資源ビリーフ」の観点から- 社会心理学研究, 25, 30-41. 
村上幸史(2013). 「幸運の相対性仮説」とその検証 社会心理学研究, 28, 147-157.
Murakami, K.(2014). Absolute and relative judgments in relation to strength of belief in good luck. Social Behavior and Personality, 42, 1105-1116.