19.イタリアの聖地巡礼~さまざまな『聖地』と巡礼行の成立
担当者/専門分野 観光文化学科 高根沢 均(西洋建築史・世界遺産学)
授業形態/時間 講義 60分
設備・機材 プロジェクター ※パソコンは担当者が持参
概要 旅行の起源の1つとしてよく挙げられるものに、古代の巡礼行があります。しかし、珍しい文化や素晴らしい景色を楽しむ現代の旅人とはちがって、聖地に向かう巡礼者にとって旅とは命がけであり、またそれゆえに強い信仰心と熱意をもって行われる行為でした。巡礼路は、遠隔地から訪れる人々との出会いを通じたさまざまな文化の伝達経路となり、また経済的な発展をもたらしました。このように中世に大流行した巡礼行は近代にかけて衰退しますが、現代は観光という文脈のなかで再び注目を集めるようになり、地方の小さな町々に新たな命が吹き込まれようとしています。
この講義では、イタリアの有名な巡礼地をいくつか取り上げ、『聖地化』のプロセスと巡礼に関わる人々の多様な意図を学ぶとともに、現代の巡礼観光と地域振興についても紹介します。

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