保育士試験対策講座

誰もが保育士資格を取得できるために

生活学科は従来の生活学の中心であった衣食住にとどまらず、多彩なコースを設置してきました。
コンピュータ機器が日常にも、また社会にもあふれる時代には、さらに情報コースを設け、ストレス社会といわれる現代社会で増えてきた心の問題に対応すべく、心理コースも設置しました。また、音と音楽も生活に切り離せないことから音楽・舞台コースを設けて現在にいたっています。
けれども、日常生活にはまだまだ大切なことがあります。子どもを育てるということも大事な一側面です。現在少子化の問題が社会のいろいろな面でクローズアップされています。
生活学科では、その問題への取り組みの一つとして「保育教育の充実」を考えました。充実した指導、サポートのもと保育教育を行い、また保育士資格の取得を支援します。

保育士の資格を取得するには、大きくわけて2つの方法があります。
第一は、「厚生労働省の指定保育士養成施設で入学時から保育専門の教育課程のもとで学び、卒業と同時に保育士の資格を得る」方法です。この方法は将来保育士になるとはっきり定めている人にはよい方法ですが、当然のことながら保育士の勉強が中心となります。
第二は、短期大学卒業程度に受験資格がある「保育士試験に合格し、保育士の資格を得る」方法です。

生活学科では、平成27年度から試験により保育士資格を得るための、『保育士試験対策講座』をカリキュラムの課外で設けることにしました。
これにより現在ある生活の各コースを履修しながら保育士資格を目指すことができます。ですから、例えば、音楽・舞台コースで学びながら、保育士の資格を得ることも、美ファッションコースでファッション販売の資格を取得しながら、保育士の資格も得ることも可能です。

Q1. 保育士試験対策講座とは?

保育士試験対策講座とは、具体的には以下の内容です。

  1. 個人ごとに教員と一緒に計画をたてる。
  2. 保育士資格取得に必要な科目の講義を受ける。(尚、この科目は単位にはなりません)
  3. 過去問を解き、先生から指導を受けることができる。それぞれの科目に対応する複数の教員を配置。
  4. 模擬試験を受ける。
  5. 卒業後も可能な限りの指導・支援を受ける。

Q2. 保育士の試験は難しいと聞いています。試験は苦手なのですが大丈夫ですか?

確かに合格率は高くはありませんが、これには理由があります。
筆記試験の科目が9科目、実技試験も3科目(2科目選択)あり、どれもが6割以上の成績をとる必要があります。一つでも60点以下があると不合格になります。
本学では科目ごとに責任ある教員がきちんとした計画のもとに個人指導を含めた教育を行います。したがってやる気さえあれば合格は可能です。本学は伝統的に音楽・芸術の教育を行ってきたため実技系の教育もきちんと学習できます。

Q3. 保育士試験の結果は3年間有効とのことですが、どういうことですか?

保育士試験の結果は3年間有効です。仮に1年目の試験で9科目中6科目合格だとします。その場合3年目までに残り3科目を合格すればよいのです。
本学では2年生の夏に1回目の試験を受験し、仮に不合格でも、卒業後2年目までの間は再チャレンジが可能です。卒業後も可能な限りのサポートをしたいと考えています。

Q4. コースの勉強をしながら試験によって資格を得るメリットは何ですか?

1. コースそれぞれの勉強にとって、保育を学ぶことはプラス!

生活学科で学ぶ美ファッションや食デザイン、住居インテリア、情報、心理、音楽・舞台のそれぞれの内容は、生活を柱にしたものです。保育の勉強はこれからの家庭生活や社会生活の具体的で総合的な姿を示してくれますので、それを学ぶことで、もう一度自らの選んだ専門分野に新しい視野を加えることができるのです。

2. 保育士にとって、保育以外の各コースの勉強は意義がある。

保育以外のこともしっかりと学んでいると、指定保育士養成施設で保育士資格を取得した人よりも魅力ある保育士になれる可能性が大きく、大いに意義があるでしょう。例えばCD発表や舞台経験のある保育士、心理資格を持った保育士、フードスペシャリストの保育士、情報処理能力のある保育士、美的感性のある保育士、インテリアに詳しい保育士、いずれも魅力的ではないでしょうか。

3. 2つのことを学ぶことで、研究力(仕事力)をつける。

大学で主となる卒業研究は、自ら課題を設定し、研究の方法も考えて実践し、自分なりの結論を導くという成果が求められます。一方、保育士のような資格試験に合格するためのプロセスを計画し取り組むことは、定められたレベルの能力を得るために、どのような勉強が必要かを考えることになります。このタイプの違う2種類の学びを身につけることが、研究力や仕事力を養うことになるのです。

Q5. 将来保育士になるつもりはないのですが資格を取得した方がよいですか?

  1. いざという時に本当に役に立つ資格を何か一つもっていることは人生に余裕を作ります。そのような資格はそれほど多くありません。保育士は国家資格であり、その一つといえます。保育士の需要は多いですが、資格をもっていないとなれません。
  2. 職業としての保育士でなくとも、子育てをする可能性や子どもと接する機会はあるでしょう。その時のための自信をつけることにもつながります。
  3. 保育士試験対策講座で学ぶことは生活学をより広く深く学ぶことに通じます。例えば栄養や健康の話など、生活学の重要な柱です。広く学ぶことは生活学科の目標の一つです。